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人物  

 西川英行さんは1970年1月9日、母方の出生地である大分県で生まれた。育ちも今の実家も大阪の茨木市だ。家族はご両親に三人の兄弟、上に兄がいて、下に妹がいる。真ん中の次男だ。
 西川さんは工作が好きで茨木のミヤザキアトリエでデッサンを教わり、京都精華大学に進んだ。大学では木版画を学んだ。大学にいるときは読書、学問、文学にのめり込んだ。しかし在学中に病で休学していろいろなことを経たそうだ。卒業してからは様々な職業に就いた。新聞配達から皿洗い、ゴルフ場の厨房、遺跡発掘のバイト、土方、バーの店員、みどり電化の配達、無印の店員。今はTOYOTAのサービスエンジニアとして中古車のリメイクを行っている。この仕事は実際やってみたら、木版画につながるものがあるそうだ。物質に惹かれるところ、手作業、ミニマルアートなどシンプルで強いものが好きな傾向に一致する部分も多いそうだ。今は合唱を趣味でやったりイラストやデザインも手がけたりしていると言う。
 私と西川さんとは神戸のラジオデイズバーの展覧会で出会った。いろいろ告知していたところ、興味を持ってお越しいただいた。キーファーやベーコン、ダビンチ、デューラーが好きな作家ということらしく、好みは私と似通っていた。それに今の現代美術のありようにも不満があるというところで共鳴するところも多かった。そして展示とともに傍らにおいてあった作品集を売ってほしいとの申し出に、いやあなたを描かせて下さいと改めてお願いした。
 西川さんには繊細な部分と骨太なものが同時に感じられた。落ち着いた気品とザックバランな空気。その対照的な資質に大変魅力を感じた。

作品 

 私私の絵と西川さんが筆に合っていたようで、完成した作品以外にも魅力的なものがとても多かった。大地に響くような素材感と風のような繊細さが出ればいいと思った。久しぶりに阿波和紙強制紙を使い、迫力のある作品に仕上がった。作品は自分の中でも大変好きな作品となった。

 作品は外形が570mm×700mm奥行き30mmである。和紙に墨によって描かれた。

2012年6月25日