ありのまま

2012 6月8日

しっかしおちんちん切って、作品と称してライブ会場で食べさせた、自称アーチストがいたらしいね。二年間男性であることが必要か思い悩んで、必要ないと判断したと言う。22歳のくそガキが、そんなにもてないことをさらしたいのか?(笑)ホンモンのバカだな。顔洗って出直して来い。

そんな自称野郎はいいとして、一対一を描くのは辛かった。

実はこうちゃんを描いたことが大きい。俺は同い年のこんな友人に対して自分はなんなんだろうと問われた気がした。立派に子供を男手一つで育てて働いて賢明に生きている。正直絵を描くという行為が実人生に拮抗できるものと思えなかった。俺はわがまま放題に生きてほんとうに恥ずかしいと思った。それでも自分の出来ることをやってくしかない。しかし出来た作品は今でもいいと思っている。似た絵はほかにもあったが、負けてしまう気がした。媚びない強いものを渡したかった。ただ辛かった。彼を描くのは本当に辛かった。本当に辞めてしまおうかと思った。なんでこんな辛いことはじめたんだろうと思った。

それで今またしても描いてるんだが、これが吹っ切れたように描けている。おかしなもんだなあ…。

自分の思い込みで切ったりはったりするより、ありのままを受け入れる方が辛くて勇気がいることだ。しかしそれを乗り越えた人間は勇気を与えると俺は思うよ。