うわさ話

2011 10月15日

心ないうわさ話。そういう事態に自分も巻き込まれた。

美大の予備校時代から二十代中盤まで本当に仲もよく切磋琢磨した仲間がいた。僕もその思い出を大事にして生きて来た。しかし運命は残酷で久しぶりに再会したある男は信じがたいくらい下品で無礼な男になっていた。いい思い出もたくさんあった。仲間の無二の親友との関係も壊したくなかった。それでもその男につき合えなかった。彼はそれなりの立場を得ていて発言力があった。男は残酷で無礼なうわさを平気で流した。僕は母と家でおきたことを思い出した。

やはり一人一人説いてまわるわけにはいかない。自分にできることは一つ、生き方を見てもらうしかない。一切の関係を断ってもそれは伝わるだろう。そしてそれはどんな言葉よりも重いはずだ。そう思った。そのまま関係が切れても仕方がない。実際に関係は切れた。しかしそれは仕方がない。嘘をついてつきあうくらいなら、ばっさり終わりにした方が潔い。

思い出は永遠だ。そして今を生きてゆく。