できた

2011 9月7日

作品が完成した。

今回は速かった。いままでの蓄積が迷いを少なくしているのと、失敗が今回に生きている。以前使えなかった手法が今回使えたからだ。最初の作品は半年以上かかった。次は三ヶ月。二ヶ月。今回は絵だけなら十日かかってない。今まで途中で作業が切れる事が多かった。今回はそこも一気にやれたし、具体的に問題をつぶした。いいもんが出来たんじゃないかと自負しています。額については今までカスタムでなんどか頼んだ。というのも額の世界はまったく進歩していない。まあ美術の世界の状態と呼応している。現代美術なんてフレームレスに近い。写真の額の方がいくらか変化があるが、そんな具合に既製品はろくなもんがない。アールデコ調とか洋画じゃないし、融通が利かない。そこでカスタムで頼んでいるが、前回その額に問題が見つかって結局自分で手作業で治した。意外にいけることから今回は全部自分でやった。DIY道具もずいぶん進歩していてこれなら出来ると思った。額のシュミレーションもずいぶんやった。荒木のときは骨太で幅も分厚く、やや正方形に近い比率で作ったが、今回は  比率はやや通常よりきつめ、幅は太く厚みは薄く作った。 重みとエレガントさを兼ね備えた意味合いをこめた。

さっそく明日から高知の安岡家に納品に行く。ついでに伝説の男二人に会い作品を描かせてもらうことにした。