どんな奴でも

2008 6月11日

嫁さんとよく会話する。会社の話を聞く。

まあ上司やずるい先輩のこと、つまるところ人間関係についての話を聞く。おかげですっかり人物名とそれぞれの特徴もつかんでしまった。これはこうなんじゃないの?とアドバイスをする事が多い。割と的確に当たっていることが多いらしく、そのことが結局夫婦の信頼関係を得る結果になっているようだ。最近は具体的に言うようになった。もしかしたら仕事が合ってないんじゃあないかとか、余計なことは一切考えずに、この場合はっきりしたイエス、ノーの答えだけ心がけたら?などと言う。

一人だけ嫁さんの同僚の女性に会って飲んだことがある。その人と、もう一人女性の同僚と、嫁さんと俺の四人で飲まないかと誘われたことがある。どうやら課長の悪口がメインのようだった。最初はいいよ、といったけどしばらく考えて断った。「その課長の悪口を夫婦で言うことはある。けれどもその課長のことを知ってる人たちと、会ったこともない俺が悪口を一緒に言うのは違うと思う。それはフェアじゃない。そいつがどんなろくでもない奴でも、そういうことはしたくない」そう断った。嫁さんは分かった、といって微笑んだ。同僚の女性は旦那さん可愛いなと言ったらしい。俺もちょっと笑った。