なにがわかる

2007 11月11日

テレビで占いとか前世とか言われると身構える。

あなたあのときこう考えてたでしょう、とかテレビで言っていた。おまえになにがわかるんだ、そう言いたくなる。お前に俺の何が分かるんだ。

占いもそうだけど、偶然がまるでないような口ぶりには腹が立つ。偶然がまるでないなら、俺はこの先生きる気がしない。アートなんざやらない。 運命とかなんなんだ、おい。そんなもん考えない俺は。予定されてるならなにもがんばらないよ。前世とか。覚えちゃないなら、ないのと同じ。

お前に俺のなにがわかるんだ。前世野郎。表面は追えても、そのとき俺がどう思ってたかわかるなんて言ってほしくない。お前にそんなこと言われる筋合いはない。

古い付き合いの友達に久しぶりに会ったら、おまえはこう考えてて、こうだろう、と訳知り顔で説教を始められた。えらい腹が立ったけどちょっと似てる。傲慢なんだ。人が人のこと分かるなんて、そんなに簡単じゃない。