なんかいろいろ

2006 2月15日

しばらくエッセイ書いてなかったらいろいろあった。生きてると大変なことが多い。ふう。

なんか豊川悦司の「青い鳥」を今頃見た。最初はたるいなあ、なんて思ってたけど、途中から駆け落ちしていきなりロードムービーになった。そんなもの見てると駆け落ちした友人のことを思い出した。予備校時代の友人で世の中のしがらみから逃げるように北は北海道、南は沖縄まで果てしない旅に出ていた。いつ落ち着くこともわからない旅だったようだけど、その間に二人も子供を作った。そのときあのドラマみたいに、相手の男と自分の女から職場から夢から何もかも捨てて逃げていた。

ドラマはまだ途中で結末は知らないけど、 そんな二人がどんな心境になるのか知る機会があった。何年後かに会ったからだ。

男はそれを夢のように語ったが、女は現実の厳しさを語った。それでも二人だけで世間に背を向けて駆け出した、ロマンのようなものもわずかに見て取れた。

北や南の果てにある大地で二人が見た光景とはどんなものだったんだろう。「青い鳥」の中の二人は北の青い海を見ていた。なにかしらまぶしいあの青。

日常の中で埋没している生活の中で、それはとても違った光景に見えたけど。