ねっと

2011 1月13日

ネットの付き合いも変わった。

ずいぶん前まだADSLもない初期の時代、これは世界を変えると思い取り組んだ。当時やろうとしていたのは海外とのアートのやりとりだ。ある程度の成果があった。しかし継続してコミットするには翻訳の手間がかかりすぎた。その後世の中は一気にネットが加速した。五、六年前にアートログという試みを行った。日常生活を作品にしてネット上でアップ、それを個展として展開するという。これは今思えばデザイン寄りのスタイルがネックだったと思う。しかし考え方としては継続してある。日常に近い制作行為と不特定の誰かが結びつくという。スピード感もいい。それでもSNSやブログが合わなかった。ホームページはなんとか継続できている。このSEI.COMが告知の窓口や人となり、作品の紹介になっているのは事実だ。

ネットへの取り組みも世の中変わってきた。特に昨年あたりからの流れが激しい。ツィッター。尖閣諸島やウイキリークスなどの内部告発の危険な道具。最近はネットブックの発信や村上龍など小説の配信なども続く。特に変わったのが有名人や権力者が道具として使い始めたことだ。芸能人のゴシップから首相の本音対談までもちろんツイッターでのつぶやきも大きなことだ。ここまで来るとそろそろ生活に染み付いた段階になった。初期の頃はまだパソコン通信の延長程度だった。道具としては危険だが、危険なとこってのは一番熱い場所でもある。要はどう使うかだ。避けても仕方ないので今ひとつ関わり方を考えてみようと思う。