ばーちゃる

2007 10月18日

ばーちゃるが苦手になってしばらくたつ。ガキの頃は内面ばかりが強くて始末に負えない奴だった。今の方が子供になってると母親は言うね。映像で考える人間が映画とか作りたいのは自然だった。でも映画こそ、ばーちゃるで一番作れない芸術だ!映像の視点で現代美術始めたが現実化する時点で失敗ばかりしていた。イメージを想定せず現実から作り上げてゆくようになったのはほんの数年前だ。

そんな人間が最近映画をまた見始めた。今度は家では観ずに映画館に行き始めた。おもしろいね。二番館で二本立てが多い。最近のお気に入りは「善き人のためのソナタ」。

でも映像のシャワーは毎日朝から晩まで流れている。ドラマとかもそうだ。ゲームも映像化しているので余計だ。しかも学校の勉強やシステムはイメージにいかに合わせるか訓練している。無理して環境を変えないと引きずられてゆく。最近レコードも聞く。懐古趣味じゃなくてね。CDと違って物質感があるのよ。斧でお父さん割った女の子は斧に物質感感じてないと思う。鎌とかね。ガキの頃草刈ってて足に刺さったことがある。これはめちゃくちゃ物質感ある。(笑)自分が痛い目に会わないとね、やっぱり。