ひとんち

2010 11月3日

もう毎週お邪魔している。駒家。

最近では夫婦で伺う。寒くなったんで寄せ鍋を食らう。しめのおじやが最高。ここのお客はほとんど50代以上で、うちらは若い方だ。テレビでは必ず野球中継をしている。阪神駒虎会とかいう張り紙があるがこの店は巨人ファンも多い。嫁さんはここに来るといきなり脱力してしまう。しんどい話やシビアな話もしない。俺もただ笑って猫を撫でる。毎日来る人もいるらしい。だいたいよく見る顔ばっかりだが、独身の50代くらいの銀行マンがよくいる。やっぱり難しい話はしない。猫にいつもマグロを食わしている。おかげでここの猫はブリブリ肥えている。それからこのおっさんの腋がは強烈だ。ときどき目の前が立ちくらみするほど臭い。寒くなってかなりましになった。ふう。

ここでは21世紀もネットもなんやかんやも関係ない。ぼー、、と出来る場所だ。ひとんちに来たみたいやねえ、と嫁さんは言う。相手見てメニューになくても「焼き飯つくったろか」とか平気でなる。お客用にただで飲める一升瓶もある。今日の鍋にはこの前つかなかった卵とのりがついてきた。そんときの状況であったりなかったりだ。

二匹の猫が癒してくれる。おばちゃんは俺が来ると「いつもの人やでー」と猫を呼んでくれる。おばちゃんはさりげなく人を見ている気遣いがある。大将は料理人の親父らしく、深いことは考えずにザクッとさっぱりして気持ちがいい。おいしいかー。そうかー。まあそんな感じだ。

今日ははじめて孫とひ孫を見た。ひとんちみたいじゃなく、本当にひとんちだった!らしい。(笑)