ろくでなしの話

2008 5月31日

若くて思い切りのいい女性に会ったから、なんとはなしに自分を振り返ることになった。

20代俺は何にも所属したくなかった。もちろん芸術家なんてものも嫌だった。それより世間や世の中を知りたかった。この広い世界で、自分の一生の主題を探したかった。端から見れば無駄なことばかりしてたり考えたりしてるように見えただろう。そんなものとの苦闘や格闘で当時のノートは埋め尽くされている。そして一生の女というものを探していた。馬鹿な男のロマンみたいなものだ。それはそれのダチがいて大半はそんな話と実践の日々だ。そうすると、無駄なことばかりして女のケツばかり追っかけているロクデナシだった、ということになる。

30代になってなにもかにも絶望した気がした。特に女性にはひとりよがりで本当に馬鹿だったな、と心底そう思った。そんなときに今の妻と出会った。俺は見つけた。彼女が一生の女だった。そして自分を改めて振り返った。

そのとき自分には芸術しかない、と思った。