アーチスト

2012 10月9 日

アーチストにも二種類いる。

選手と監督タイプに別れる。プレイヤーは頭が良すぎてはいけない。これはそのプレイヤーと合致するシステムと合えば機能する。だからあとは偶然の組み合わせの問題になる。時代性もあるし社会の関係もある。しかしプレイヤーは頭脳を他人に預けるので本人は不幸な場合が多い。捨てられてボロボロになるのはおまかせでいっちゃってるからだ。横山やすしとかマイケルジャクソンとかそうだ。一般的にアーチストはこのタイプを指すことが多いが現実はそうでもない。

合致するシステムがない場合自分で作るしかない。プロデューサーと営業とアーチストを兼任するので一個の企業になる。ミケランジェロもダビンチも公共事業やったり企業に売り込んだりしている。狩野派なんかも工房だ。今は奈良美智は選手で村上隆は監督だろう。

まあアーチストに限ったことじゃない。企業人も選手と監督に別れる。監督になった途端にうまくいかない話は多い。

美術家は状況に酔うタイプが多い。プレイヤータイプで。アーチストはこうだという役を演じる。見る方も妙に納得して購買意欲を注ぐ。まあ自分だけで周りは見えないというのもひとつの特徴なので否定は出来ないが、今の時代普通の人が周りが見えない病人が多いので、勘違いして芸術家だと思う輩は多い。

病人と表現者は違う。病人は自分から出てゆけないが、表現者は自分がなくなる。自分を越えて表現しかなくなる。