イメージ

2008 10月2日

KIAFで強く感じたのが、表現が貧困なイメージに逃げているということだった。病気や能無しがモチーフになるのはそう言う理由だろう。強烈なイメージがなくなったのは映像の時代になって、写真や映画に駆逐されたからだ。古典絵画やタロットなどのイメージが豊かなのは、科学が発達していなくて自由に子供の発想で想像できるからだろう。理屈がイメージを制限してしまった。もう一つは映像や写真のイメージが万人の頭に付着し過ぎている。そこからの飛躍した想像が難しい。中途半端で貧弱な想像力は絵画やアートにとどめを刺すだけだろう。そこでそんなものならイメージを一切排除する。それが現代へのアンチテーゼになると考えたし、怒りのあまり一切いれたくない!と強く思った。膜を入れたくない。直接的というのはそういうことだ。少々極端な提示で今進めてる企画でみんな面食らったかもしれない。物質や存在の強さが強くなったのはそう言う理由。個展は筆と紙、自分自身の個人的モチーフの強さが勝負。個人的な強さ、膜のなさを正直にさらけ出せば、大勢の何かに繋がると信じている。