ウンコもする

2009 2月12日

毎週愛読しているのが「spa!」と「週刊プレイボーイ」だ。「フライデー」も読む、というか見る。昔は「平凡パンチ」も読んでたね。最近はテレビもおもしろくないが、昔は11PMをよく隠れてみた。あそこには大人の遊びの時間があった。まあああいう下世話なところにリアリティがある。くだらんなあ、とか、ふうん、とか思いつつ読み飛ばす。図書館に保存されるようなもんじゃない。瞬間に生きている猥雑さがある。お芸術じゃない。

マンガ雑誌、ヤングジャンプに「SHIDO」っていう幕末の志士の話をかっこよく描いた漫画がある。けっこうおもしろい。会津藩士が主人公だが高杉晋作が登場する。かっこいい描き方だ。うーん、ちょっと違うんだなあ。まあそういう漫画だからしゃあないけど。司馬遼太郎の高杉像がリアリティがあるのは、彼が革命と遊びを同じような真剣さで考えてたところだ。決して権威にならない。下世話な部分の神髄を司馬も理解して彼が生き生きと描写された。自分が死んだら墓の前で、芸者呼んで三味線かき鳴らせなんて馬鹿馬鹿しくてイキだ。でもね、ほっとくとあのマンガみたいにかっこよく神格化されるねえ。すぐに綺麗にしてしまう。神にされる。

そんなヤツおもしろくもなんともないじゃない。キリストだろうがなんだろうが、うんこもすりゃセックスもする。たまにゃ馬鹿な冗談も言うさ。(笑)