クラーナハ展

2017 2月28

関西がいいところは、東京でやった大きな展覧会はほぼこっちでもやってくれるところだ。しかも向こうより人が少ない。

そんなわけでルーカス、クラーナハを観に行った。昔はクラナッハと言っていたけど。あの澁澤龍彦の「幻想の肖像」で有名な画家だ。イメージと違い実業家でも大成功した人らしい。子供にも恵まれ画業も継がせて狩野派のようなシステムを運営してたらしい。市長までやった。意外だ。絵にはなにか孤独な影を感じていたからだ。

あの有名な

。こんなに小さい絵なんだ。へえ。あ

強姦されて自殺した貞淑な妻の絵らしいが、こんな若いふてた女性いるなあ、と思って、なんで裸なんだかね。(笑)貞淑に見えませんけど。まあポルノとしての意味をあったから。

これ旧約聖書らしいけど、神の啓示で街を逃げたロト家族。お母さんは死んでしまってこの世界にはロトおやじと娘二人しか生き残ってないから、おとうさんに酒を飲ませて一緒に寝て子孫を作りましょうというとんでもない話を絵にしたものだ。すごいなあ聖書

これもなんか誘惑されている絵だ。女性が怪しいエロスを放っている。少し残酷で。

ひさしぶりに満足した。福島駅前のからあげランチもよかったな。