ココロの旅

2005 8月30日

人間の脳、こころにも謎は多い。多重人格症とかね。たいてい幼児期の虐待などのストレスが原因らしい。自己防衛の一種とのことだ。

そういえば昔、記憶喪失で似たような 話を聞いたことがある。50代の男性、社長だったのかな、とにかく責任のあるポストにいた人だ。ある日を境に突然記憶を失った。過度のストレスが原因らしい。女房、子供の記憶さえ忘れて、なおかつ奥さんのことは母親のように思ってしまう。なんなんだろうね。

この場合もそうだけど、記憶を取り戻そうとすればするほど危機的状態になる。無理に思い出してはいけないのかもしれない 。それでも身内としては取り戻してほしいと思うだろう。一方多重人格のほうは記憶をいろんな人間に分裂させているらしいので、統合することが自分を取り戻すことになる。しかしそれは虐待の記憶と向かい合わないといけないらしい。

フロイトがこころの世界にメスを入れてからずいぶん時が経ったけれど、こころの病も社会や時代によってウィルスのように変化してゆくに違いない。

もっといろいろ知りたくなった。