ジャズ

2005 1月27日

ジャズは二十歳くらいのガキにはわからなかった。やたら長いしとっかかりがない、なんて思っていた。好きになったのは三十を超えてからだ。

たまたま入った西新宿の中古レコード屋でかかっていた曲。我慢できなくなってその場でレコードを買った。オリバァー.ネルソンのstolen moment。それ以来ジャズといえばその曲になった。

マイルスなんて下手なトランぺッターだな、くらいの認識だった。後年のヘボイのをどっかで聞いたからだ。けれどなにげなく「kind of blue」を聞いて大きく印象が変わった。かっこいいじゃない。それからだ。

「My Funny Valentine 」の頃も好きだけど 「Bitches Brew」にいたるまでの変革にはゾクゾクするほどスリリングなものがある。特にmiles smilesの「Footprints」は死ぬほど聞いた。あとはGet Up With It の「He Loved Him Madly」この曲には殺気がある。今はマイルスを聞き倒してしまったのでハービーハンコックとかウェインショーターやキースジャレットにいったが、マイルスのような興奮はない。