ビートルズ

2011 6月15 日

ビートルズが好きだ。全然世の中はビートルズ世代じゃなかったし周りは誰も聞いてなかったが、とにかく12歳くらいのときにどかんと来た。3年はビートルズ意外聞かなかった。あんときはFMで2週間にわたって録ったテープをすり切れるまで聞いた。10代で彼らの曲にどれだけ救いや勇気や熱いものをもらったか忘れない。上京していろんな音楽を知った。かっこいい曲も知ったし、新しい音楽もあったし、大人っぽい曲もにも出会った。それでもいつもビートルズは側に寄り添ったり励ましたり激しくたきつけたりしてくれた。

初期の純度、リボルバーから始まるアバンギャルド、フラワー、サイケデリックカルチャー、ハードロック、ポップでありロック、クラシックでブルース。音楽の何もかもかがそこに詰まっていた。あるときはジョンしか聞かないときもあったし、ポールばかりのときもあった。それでも彼らのソロとは違っていた。あくまでビートルズのジョンとポールだった。今はリマスターCDとかいろいろ出てるけど、今でも好きな音はテープだったな。すり切れるまで何度も巻き返した。巻き返した分だけ愛着があるのかもしれない。

震災の後ビートルズが聞きたくなった。ALL YOU NEED IS LOVE , GOLDEN SLUMBERS, CARRY THAT WEIGHT, HEY JUDE!, THE LOG AND WINDING ROAD, DON’T LET ME DOWN, LET IT BE… 力強い歌ばかり無性に聞きたくなった。

ビートルズはなにかって?ビートルズは人生そのものだ。