ポルノ映画館

2009 3月3日

「おくりびと」の滝田洋二郎って「コミック雑誌なんかいらない!」の人だね。ピンク映画の時代「痴漢電車シリーズ」でならした人でもある。

日活ロマンポルノなんてもんがある時代だった。中学生のときはポルノ映画館ってのが禁断の場所だった。今みたいにネットやビデオすらほとんどない時代、聖域ってのがあった。先輩が市内のポルノ映画館行った話を聞いてわくわくした思い出がある。あの手の映画館の前にはまたド派手なエロい看板が並べられていたものだ。ずりネタは大体エロ本だったが、まだあの頃は局部は黒ベタかカッターで削ったようなボカシが入ってた。映像ってのはそれだけすごいことだった。高校を卒業したとき、今でもダチの竹村と三人で市内の居酒屋に行って酒を飲んだ。豚足を生まれて初めて食ってひっくりかえって、念願のポルノ映画を観た。三人とも席を一つずつ開けて観たことを今でも覚えている。生まれて初めて観たポルノ映画は、エロいというより笑っちまった。(笑)豪華三本だてで、俺たちは帰りのバスにはもちろん乗れず、延々12キロ国道を朝まで歩いて帰ったな。

ポルノ映画館はあれ以来行ってないけど、なにか禁断の場所があるって悪いもんじゃないな、と思う。