ライブ後

2011 11月11日

映像が撮れていない。すぐにバッテリーがダウンしたみたい。

はじめての木炭による描いては消す作品だったのに。ああ。画像で我慢してもらうしかないなあ。自分も客観的になにがかっこいいのか観たかったのに。目撃者は百人近くいたから心にとどめてもらうしかない。そして最新作が最高傑作であり続ければ大丈夫だろう。描く喜び、木炭が折れたり紙が埋められひっかかれ汚され筆の軌跡が交錯する、そんな絵の本質的な生命力が見せられたらと思った。バンドの皆さんと握手をしまくった。照明さん、係の方、主催者、お客さんと祭りを味わった。舞台が辞められないのがよくわかる。辛気くさく家で描くよりよっぽど好きだ。自分でもわからないくらいのなにかが溢れ出る。出会いや関係が何かを生み出す。それに身を委ねることは快感だ。現実に絵が根ざしてゆく。どこかの奇妙な空間に飾られる絵空事ではなく。狭い空間の中から確実に現実世界に開け始めた。