世界の果て

2010 2月16日

何にいきがったり、反抗していたんだろう。そう思うことも多い。

本当は繊細なくせにそれを見せずに猛々しく振舞ってる。そんなようなことを言われた。まあ、男なんざそんなもんだろうけれど。思ってみれば、そうだったかもしれない。

素の自分に戻ればただの率直な男なんだ。

俺が怒り狂ってた相手ってのはなんだったんだろう。

おまえはなにに憤ってた。何に反抗した?何にかっこつけてた?なんだったんだ。言ってみろ。ひどい終わり方した相手もいただろ。過敏だから攻撃的だった。おまえもあいつも深く傷ついた。

同じ出会いは二度とはなかった。

「探してるときはなにも見つからなかった」

そうだ。結局、世界の果てが自分自身の中にしかないことを俺は知ってしまったんだ。