休憩

2008 10月27日

真っ黒に日焼けした漁師が妙に眩しく感じたりする。

実家に帰ったとき隣町の港にふらりと立ち寄ったりする。荒いコンクリートの岸壁に磯の香り。ぼんやりと老人が釣り糸をたれてたりする。

ここは生シラスの産地で有名だ。高知では「どろめ」と呼んでいる。他にも鮮魚を買いに来ることも多い。春には「どろめ祭り」と称して、巨大なさわちの皿に日本酒をなみなみと注いで飲み比べたりする大会もある。実家から3キロほど歩いてそこで爺さんの釣りをぼんやりと見たりして、そこから海岸線を真っすぐ歩いて夜須の海水浴場まで行くことが多い。ときおりお遍路とすれ違う。ずいぶん若い遍路が、海をずっと見ながら思い詰めていたりする姿を思い出す。夜須の海岸まで行くと開放的でヨットなんかが停泊していたり、夏は海水浴で賑わう。ここでビールを飲む。草の上にひっくりかえって海の音を聞く。

自然に向き合ってると、人は強くなる気がするし、優しくもなれる気がする。人と人が混み合って生活してるとイライラしてろくなことないよなあ。