住むとこ

2009 9月26日

やっぱり駅から浜の前までの道まで来ると空気が変化する。車の往来も減って、人もゆっくり歩いてるようだ。

浜までいくと本当に開放感がある。うちの家の風通しと光の豊富さは何物にもかえがたいもんがある。別荘みたいな気分だ。

いわゆる都心の値の落ちた高級マンションに住んでたわけだけど、ああいうのが合わないとわかった。二階以上のマンションに住んだことなかったけど、駄目だね、あれは。落ち着かない。今は人の声と姿が見える。まあ猫とか犬の声もそうだけど。まったく無音の場所に住むと人はおかしくなるんじゃねえかな。実家に帰ると虫とか木のそよぐ音が新鮮だもの。それから高知では海の側に住みにくい。海が荒過ぎて。住んでるのは、漁師か被差別部落の人が中心になっているんだな。何百年も前の状態のままだ。ふざけた話だけどよそもんが住みにくい。野市の近くだと夜須がまあ住めるかなあ。漁村だし海水浴場もあるし別荘も多い。野市の隣の赤岡ってのが都市からの人に今人気がある。漁師町で古い文化がある。絵金も住んでたし。でも高知の人はやっかいなことも知っている。住む土地ってでかいねえ。毎日の積み重ねだから、大きく生き方も左右するかもしれない。あまり家にいない人だと駅に近いとこととかいいだろう。俺は制作するからね。結構影響がある。