優等生

2007　12月21日

イメージに合わせた想定と答え。そんな訓練ばかりわれわれは叩き込まれたので、答案に正確に答えたら人生もすべてうまくいくみたいな幻想があったと思う。なんで？きちんといい点数とったのに！という気分が蔓延してるように思う。まあ俺は答案に答えること自体に疑問を持っていたのでこんなだが。そこでいつも思い浮かぶのがホリエモンと中田だ。想定の範囲内ということをよく言っていたね、あいつ。問題に対する答えを解答する能力は抜群だけど、一言で言うと純情過ぎるかな。老獪な権力者に立ち向かうには優等生過ぎた。俺はあの逮捕が検察の正義なんぞと思っていない。世の中はもっと汚い。中田はサッカーには向いていないのかな。ミッドフィルダーというポジションはらしいけど。みんながイメージ通り動かないことに苛ついていたんだろう。ずっと。サッカーは想定の範囲外のことばかりおこる。しかも外国の汚れたサッカーに立ち向かうには、こちらもやはり純情で優等生だ。そういえば活躍した時期も消えた時期も妙に似ている気がする。

さて芸術も同じで、イメージ通りに行くと思って作ると、現実のダイナミズムにぶちこわされる。最初の直感が正しいことが多い。無駄に労力を使いすぎるこのごろだ…。