変えるもの

2013　11月6日

社会主義革命に一生を捧げるには人生は長過ぎる。

この試みは失敗に終わったし、名前を変えても成功することはない。学生運動に力があったのは学生が少数のエリートの時代だけだから、今は何の意味もない。

若い頃自分も正義感が強かった。かぶれて学んだ。一体何をどうしたいんだという考えもなく、ただ反体制の季節もそれはある。ただそれは季節であり、そこから成長がある。

市民の率直な目線も発言も大事だと思う。ただ大概は無責任に反対するばかりだ。ちょうど原発と言う材料がある。はっきりと正義の踏み絵になる存在がある。なんとかしたいという思いは誰にだってあるよ、兄さん。しかし正義の使者はいつだって間抜けな奴ばかりだった。今だって同じだ。空港を占拠したり、爆弾を仕掛けても世界は何も変わらない。

実際にはビジネスマンや科学者、技術者が今よりコストのかからない安全なエネルギーを提供出来るようになれば結果的に平和になる。彼らにそう言う思想がなくても。ちょうど竜馬が長州と薩摩の間で武器と米の流通を通じて提携させたように。

経済がともなう化学、実業が思想を変えてゆく。