好きな画家

2009 11月11日

一番好きな画家といえば誰だろう。

意外にピカソかもしれない。ゴッホ、岩佐又兵衛、曾我蕭白、デュマス、キタイ、大竹伸朗、キーファー、横尾忠則、ボロフスキー、ダビンチ、ホッパーみんな大好きだけど。

北斎や若冲もすごいけれど、岩佐や曽我の情念や破綻のほうが好き。大竹やキーファーは規格外の存在感、手法を使う。キタイはちょっとない毛色、東欧とか、トルコとかいう匂いがたまらんタイプね。人間の生臭いところをさらりと描くし。デュマスは現代絵画でクールな生さを描くタイプとしては他にいない。横尾は覚醒してるからね、何の制限もなく世の中を見ればああなる。そして誰も見れない。ゴッホは絶対的なオリジナリティがある。みんなまねしたけど誰もああ描けない。確信がないとああ描けない。すごいのは説明不要。ボロフスキーは素描やクロッキーとか素朴な素材を、ああもダイナミックに自由な遊び心で展開する人もいない。ダビンチは世界のすべてを解明してやろうとした探求した男の答えがある。あの深さは。ホッパーはアメリカや現代のクールな一面をざっくりと切り取った。ピカソは人間を描いたとかいろいろな言い方がるけれど、あの重さ、土臭さ、強引さ、近代的なものとの兼ね合い、破綻さが他にない。やっぱり自由なんだ。アフリカンニグロ彫刻の平面への導入とかもかなり強引。それでも彼の強さにはふさわしい。べちゃ、とかゴリ、とか音が聞こえそう。描かれてる人の匂いが伝わってくる。

なにもかも肯定的なんだ。欲も愛もなんもかもだ。