学校

2012 10月9 日

学校は社会に出る前の準備する場所でないといけない。一応教育者の家に生まれ、少しそういう仕事に関わって思う。しかしながら現実はそうなっていない。

あの「金八」を当時中学生だか高校か忘れたけどリアルタイムに見たが、違うなあといつも思っていた。なんだかんだ言ってうまく組織に取り込んでるだけだろう、おまえ。そう思ったし、べたべたした関係に胸くそ悪いものがあった。社会ではそんな金八はいない。部長も課長もそんなもんではない。いじめも喧嘩も嫌がらせもあるし、クビにもなる。学校が社会の雛形なら同じことが起こるのは当然だ。学校がこうなったのは、商売と言う側面が強くなったからだろう。ヒューマニズムが商品なんだよ、あそこは。ペットと飼い主の関係にも似てる。

ロビンウイリアムスの「いまを生きる」を観て感動した覚えがある。厳格なアメリカの学校で自由を訴える教師が赴任して来る。徐々に生きる喜びを憶えてゆく生徒。しかしその自由への道はある生徒を死に追いやる残酷な結果になる。学校を追放される彼に生徒たちは与えてもらった大切なにかを最後に見せてくれた。