常設展示

2013 4月7日

梅田alwaysで常設専属展示始まりました。

詳細は

からお願いします。

常設展示というのが美術の世界ではほぼないのが問題だ。有名な作家でもなかなかない。小説家は本屋にあるし映画監督はTSUTAYAとかにある。ミュージシャンはCDショップやネット、しかし彫刻や絵画は物理的にバーチャンルは難しいし、常時同じ作家を展示出来るギャラリーや美辞術館はほとんどない。店舗での展示は飾り程度での媚びた展示が多い。見せる作品はあまり見ない。ギャラリー形式のお店はやはり常設がない。ギャラリーで見せるということが一般の観客に見せる場になっていない。一年に一、二回展示することはイベント的な意味はあってもメインのビジネスとして機能しない。毎日見せる場がある。毎日製作する。その延長にイベントがあればいいので、イベントがメインにはならないしなくてもいい。洋服屋がファッションショーのために別の工事現場の仕事をやるのはおかしい。洋服デザインして売るのが仕事でショーなんかやる必要はない。

場所が固定されれば誘導すればいい。売却に際してはお店にもマージンを渡すので向こうにもメリットがある。シーズンごとに入れ替えも可能だし、いろいろな展開も考えれる。作品が常に現実生活に根ざしてはじめて文化になり得ると思う。一対一プロジェクトで作品を家に配置してゆくのも、この考え方で今回の展示もその延長にある。

特別に観に行ったり、倉庫で後生大事にするのは文化にはならない。生活の中に作品を。一人でもそれが実践出来るように務めたい。