当ててくれ

2008 12月24日

今日の朝日新聞に「大島渚に再び脚光」と出ていた。ふんふん。

「59年のデビュー以来、松竹ヌーベルバーグの旗手として活躍し、世界で最も重要な作家である彼の仕事に、今また脚光が当たっている」当ててくれよ、どんどん当ててくれ。

著作とDVDが連続して刊行されるようだ。しかしDVDは紀伊国屋書店が版元だから廃盤になる前にチョックしとかないとなあ。この前嘆いただけにこれはうれしい話だ。何度もこのエッセイで取り上げて来て、また世間が取り上げるのはうれしい。7年前に池袋で特集を上映していたときも満員だったもんなあ。若い人も結構いて。

今また激しい時代がやって来て、彼の激しい社会への問いが改めて見直されるのは自然な流れだ。単純に物語としてのおもしろさもあるし、当時の社会を見るという意味でも興味深いだろう。そしてそのテーマは今も鋭い刃を突きつけてくる。

「鋭く研磨された論理的文章と、論理ではすくいとれない怒りや情動が詰まった映画。今、大島渚は映画と著作の両方から検証される存在です」朝日新聞より