忠田さん

2008 11月1日

忠田愛さんは絵描きだ。

今度北村くんという絵描きと一緒に、gallerey wksでおもしろいことやることになった絵描き仲間。この人は人間もかなり面白い。ちょっといないくらい真っすぐで熱い人だ。俺も知らぬ間に影響を受けた。ありそうでないのが、モチーフに自分の気持ちの入った人間を対象にしていることだ。所属してる日本画の世界でも珍しいし、今俺もほとんどそういう対象を扱っている絵描きを知らない。俺が気がついたら夫婦を描こうとしたのも忠田さんの影響だ。今neutronで忠田さんの個展が開催している。そこに至るまでの過程や気持ちを知り過ぎているので、なるべくクールな目線で観に行った。それでも先入観は消せないもので、前回の展示を想定してたので意外だった。最初でかい作品の方が気になったが、一日経つと壁一列並んだ作品が映像のように浮かぶ。そして同じneutronで行った自分の個展とイメージの中で重なる気がした。多分偶然じゃない。「戦場のメリ-クリスマス」という映画。立場や人種、国籍、何もかも異なる状況で人が人に影響を与え、種を植え種子を育てる。そのことによって状況を超え、本当の一人の人間として生き始める。そんな映画を思い出した。

俺はデザイン科からスタートしたので、視覚から入ることが多い。忠田さんは気持ちから入る。その不器用さ、ほかのことが出来ないかたくなさは皮肉でもなんでもなく才能だ。この人の作品を今まで観て来て一言思う言葉は何か考えた。厳しさ、残酷さ、慈愛、深さ、真っすぐさ、いろいろな言葉が浮かぶが俺にはこの言葉が残った。

殺気