思考

2012 3月25日

司馬遼太郎に高杉晋作は教えてもらったんですけどね。

革命も女も詩も等価値っていうところが本質を突いていて、魅力的な人間性をあぶり出してくれた。でも晋作の場合一つ違うと思うのは、未来のビジョンを一人だけ完全にみていた、とかいうところは小説家の発想かな。そこは絶対違う。見えてて遺書なんか書かない。タイミングだけ見ている。死のうが死ぬまいが成功しようが失敗しようが五分五分で。行動原理や思考方向が違う。しかもこのやり方は短期の期間でしか成立しない。タイミングは長期になれば必ずズレる。だから彼は長期のプロジェクトに関わらない。精緻なビジョンに集約するのは大村益次郎かな。 時間軸がある。蘭学から来た西洋の思考ってやつが。あいつは遺書なんか書かないだろう。

そうそう、このまえのライブアップしました。