恐い男

2012 5月8日

一瞬高知に帰省。

今回は一瞬なので、友人にもほとんど会わず、家族だけ。しかし家族は女だらけ。これがまいる。正論ばかりぶつわけ。針のむしろ。たまらん。女性ってのはこういうこういうくせに女の言いなりになる男嫌う。この手の話は片耳で聞き流すのが一番か。

それはいいが、男に会いたくなった。隣の池上のオヤジに会った。一体一。女どもはあわんでえいわと、わーわー言う。わがままな人で一人が好きでおるからえいわ、という。それでも俺は男に会いたい。83でいろいろガンにも苛まれているが生き抜いているし、頭はクリアだ。奥さんに先立たれてもヘルパーも雇わない。この人は昔から恐かった。教師と言うのもあるし威厳も迫力もある。背もあって声も太い面構えもいい男である。おまけに共産党員だ。戦時中の話を聞いた。帰ってから妻には「男に会いたかったし、恐い人に会いたかった。恐いと思う男が少ない。親戚にヘナヘナした男は多い。俺にはああいう人に会うのが貴重だ」そう言った。内容はどうでもいい。俺はこの人に会って緊張したかった。

恐い男ってのは貴重だよ。