描いてよかった

2012 6月26日

昨日作品をお渡しした。

この作品自分でも本当に気に入った作品となった。クライアントの西川さんとはこのまえの神戸の展示ではじめてお会いして、描かしてもらうことになった。知らない方は久しぶりだし、こうちゃんでかなり参った後だったのでどうかと思ったが、すいすいと描ききった。ボツになったがいい作品も多かった。だから渡すまで愛着がわいて何度も額縁をヤスリでこすったり塗ったりした。嫁に出す親のような心境かな。それでもお渡しするときは毎回必ず緊張するもので、どう思うか心配だった。まず第一声が「おおきいなあー!」だった。そして作品を見せて、少し時間を置いて「…すごい」と言った。そして額装から何から見て、「こんなに丁寧に作ってくれるなんて、、」と言って頂いた。ご実家の庭先で写真もおさめさせていただき、「活躍して下さい」とエールを頂いて握手して別れた。誠実な仕事が報われることがこの世では少ない。うれしかった。ほんとうに描いてよかったな、と思った。