教師

2012 4月10日

教師のドラマがあった。

教師のドラマはむかしから嘘くさくて嫌いだったが、気にもなった。自分は教師の息子だったし、親戚に教師も多く少なからず自分も教えることに関わっているからだ。

物語は戦時中から校内暴力の時代いまの時代の教師と生徒、社会を反映したものだった。役者ってのもあるなあと実感。嵐の桜井が教師役やってたがまるで胸に来ない。しかし佐藤浩市はすごかった。一言一言吐く台詞がなんて説得力があるんだろうとおもった。校内暴力の時代に自分は中学生だったのでよく知っている。教師の子供という設定もだぶるものがあった。自分の子供もきちんと育てられないのに教師なんてえらそうにいえるのか。そんな言葉を家の中で何度も聞いた。教師とかいう職業はおかしいと感じたことがある。黒板の前で人生なんて教えられるのか?実社会に本当の教師がいるはずじゃないか。何度もそう思ったし今でもそう思うことが多い。

三話目の松下奈緒演じた現代の教師の物語は妻に刺さったようだ。いうことを聞かない生徒と教師、それはそのまま会社での自分の姿とだぶったようだ。さらに登場する孤独な少年の生い立ち。父のいない母子家庭で歳の離れた妹がいるのは妻の環境そのものだった。一見すると苦労知らずのお嬢さんに見えてしまう妻の本当の苦労は誰にも理解されないことが多い。

気がつくと彼女は隣で声を出して泣いていた。

そして震える肩をしずかに抱き寄せた。