文化や生活やら

2005 2月5日

よく言う話なんだけど、音楽も美術も作り手と受け手と言う風にすぐに分けたがる。プロを作りたがる。まるで普通の仕事のようにしてしまう。

しかし日曜にゴスペルに行って歌う人たちに向かって、プロの歌手になるために歌ってるんですか、と聞くのはおかしいだろう。少数民族のダンスや歌を興じている人たちに、お金をとるために練習したんですかと聞いても変な顔をされるだけだろう。

社会が複雑になって金がむやみに介入して、意味や価値を強制したりすると見えるものも見えなくなる。一人一人の人間が自然に発したり感じたりするものもの中にしか文化はない。一部の人間が代弁するという仮定にせよ。だから自分が世界から独立して特別だという考えのヤツはどうしようもない。まあどうでもいいけど。

自分はいつまでも一市民でありたいと思っている。