本の季節

2008 5月23日

どうも個人的に本の季節らしい。「燃えよ剣」が火をつけた。バー超能力の課題図書「シュルリアリズムとはなにか」と「菜の花の沖」と「跳ぶが如く」を平行して読んでいる。特に「菜の花の沖」。1700年あたりの江戸時代の実際の船乗りの話だが、ここ兵庫の港から北海道、当時の蝦夷やら江戸やら船乗りが商人になって探検家になってゆくあたりを読んでいる。不便な和船を帆一つで日本を縦断して往復してゆく壮大さは圧巻だ。知恵も度胸もすごい。入れ込みすぎて夢にまで本を読んでる様子がでて来た。どうも俺は頭の中で日本地図を描いていて、ここに寄航して蝦夷に行ってこうか、ふむふむ、と夢の中で考えてたらしい。高田屋嘉兵衛がすっかり入り込んでいる。四巻まで読んで五巻が届くまでに「坂の上の雲」「胡蝶の夢」「項羽と劉邦」を読むつもり。司馬遼太郎の歴史物だが、ここには人類の英知と人間の不思議やいろいろなものが詰まっている。今の時代の小説より自分の今に近い。わくわくするね。