楽するな

2010 12月14日

師走は犬も猫も忙しい。我が家も大変ばたばたして忙しい。

エビぞうも満腹。たかが酔っぱらいの喧嘩だろ?あんなチンピラども(エビも含む)がどうだろうがしったこっちゃない。いつまでやってんだ?

まあどうでもいいけど。

最近桂花ラーメンが潰れる話聞いた。二十歳の頃、新宿でターロー麺を食ったときの感激を今でも忘れないものとしては寂しい。少し前に京都の駅ビルの支店で食ったときはえらいまずくなってた。なんで?さびしいのでアンケートにその旨を描いた。

レシピをそのまま作ったら出来るってもんじゃあないんだろう。昔ガチンコで鬼の佐野さんが似たようなこと言ってたな。「ラーメンは科学の実験じゃねえんだ!」そのとき気合いはわかったが具体的には理解できなかった。 今は少し理解できる。チェーン店ってのは独特の味気なさがある。あれはデータを正確に再現している味だ。一番大事なのは人間性や姿勢だ。昔の職人がすぐに技術を教えなかったのは、姿勢を継承するのに長い年月がかかることがわかってたからだろう。反対に姿勢を継げれば技術はあとからついてくる。味という日常的で敏感な世界はこういったことが明快だ。正確な分量じゃないのに同じ味になり、正確な分量なのに違う味になる。人間の本質に関わる話かもしれないな。そして楽するとだめな話。