機関銃を抱えた幼児

2009 6月8日

「機関銃を抱えた幼児はエロティシズムの神になる」

この小難しい題名は、頭でっかちの当時27くらいの俺が作った作品だ。本当に暴力的でエロティックな存在は無垢な幼児だと考えた。ただ社会的にも肉体的にも無力なだけで。だから武器を持たせれば本当に純粋な破壊者になる、それは神の別名でもある。そう考えていた。社会に切り込む武器としてエロスと暴力を捉えていた。そこは寺山とかと同じだ。

今は歳もとったしずいぶんそこんとこは変わった。エロスや暴力は形式や様式としてか、とらえられないから嫌になったこともある。結局西洋のロジックなんだな。禁忌に対する。バタイユとかね。まあ歳食ってもっと自然になったのもある。そう言う主張をする必要がなくなった。ああいったエロや暴力は頭の世界なんだな。自然にそういうものが身に付くとあえて主張しない。当人たちはごく自然なことを、むしろ他人が特別な見方をする。それが夫婦の赤裸々な生態を描いた「残酷」だった。

おもしろいね。