歩く

2006 7月6日

歩く、と思ったのはやはり日常的にお遍路を見ていたからだ。なんなのか興味があった。でもあのバスツアーで寺を巡るのは意味がないとも思っていた。着の身着のままなんの知識もなくハンドブック片手に旅に出た。

都会の寺はあまりおもしろいもんではなかった。納経帳というものに記載してもらうのに一人300円かかる。坊主丸儲けだな。調べると、遍路というのはもともと歩き旅が主体で寺はあとからできたものらしい。やっぱりな。あんな記録意味もなし。一日歩き続けると心地よい疲れに襲われる。久しぶりにユースに泊まる。いろいろな旅人話す。これが最高に楽しかった。こういうたびも久しぶりだな、と思う。雨の中パンチョかぶって歩く。ギンギンの太陽と太平洋の波にうたれて歩く。一日疲れて寺にやっとで着くと、確かに見え方も違った。飯もやたらうまい。横になると体中の細胞が目が覚めてるように感じる。なおかつ心地よい眠りが襲って来た。