活動

2008 7月9日

昔あるアーチストからあるチェーンメールが来た。

丁度アメリカがイラクに侵攻しようとしていて、世界中でそれに対する反対の運動がやや盛り上がっていたときだ。発信元は坂本龍一だった。友人のアーチストは坂本を知っているし、奥方は坂本と懇意の某有名女優だ。それでもその内容には首を傾げた。イラク侵攻に反対して夜の七時に一斉にフライパンから何でもいいから、音を鳴らす運動をしようというものだった。俺は友人に言った。これではただうるさい音を鳴らすことだけで、周囲の人間には運動と理解されない、と。それなりの宣伝が前提じゃないと成立しないんじゃないか?友人は直球で反論して来た。だれかがやらなくちゃいけないんだ、素晴らしいアイデアじゃないか。こっちはしばらく考えたが、後日彼に会ったときはまったくそんなこと忘れていた。活動はいとも簡単に頓挫していた。まあこいつとかこいつの女はそんなもんだろ、とは思ったが、坂本も存外たいしたことないな、と思った。

中田英寿とか見ると、タキシード来てセレブリティ気取るより、アフリカに一年くらい住んで来いと思うし、窪塚洋介のイタいラップ姿見ると、かんべんしてくれよと思う。

そして坂本のあのメールなんぞ思い出してしまう。