熱くなる

2011 12月22日

絵のサイズは無軌道に描ける人には平均的なものがちょうどいい。抽象画の隆盛とFサイズの氾濫には相関関係があるだろな。ま、どうでもいいか。

先日谷内一光くんに会って今度一緒にやろうぜ、みたいな話になって彼のライブが24日にあるんだが、期せずして同じライブペイントやるにあたって聞いてみたいことがあった。彼は個展の初日一枚も作品がないと言う大胆なことをする。個展中にどんどん描いて描いて描きまくって最終日には作品だらけになる。ライブなんだな。絵具ぶっかけて舞踏もする。浴びる絵具を飲み、食らい、絵具の雨の中目を見開く。狂ってるのか。そう思わせる鬼気迫るものがある。これもライブ。しゃべると実にぼくとつでいい奴。好青年だ。あの絵はどういうあれで描いてる?と聞いてみた。俺は死にたくないんで、生きてるもの、生命力を感じるものを一枚一枚描いてるんです。そう言った。

感動した。こんなストレートな言葉は久しぶりに聞いた。思わず胸が熱くなった。