猿にみえる

2011 10月31日

TPP? DDT?TTD?なんだかわかわねえけど勝手に決まってゆくねえ。年金もそう。搾取ばかりだ。庶民に選択肢はないかね。野田だろうが小田だろうがかんけいないなこりゃ。

人生なんて短い。あくせく働くうちに終わる。人間はなんたるか、この世とはなんなのか、愛や恋とはなんなのか。そんなことを考えた人間はそうもいかない。なんかにのっかっていくのが嫌だ、ノーだと考える。そして右行ったり左行ったり悪戦苦闘だ。ときどき泣き言も言いたくなる。

デザイン科出身なんで美術の体質になるまでずいぶんかかった。昔はそれが見えなかった。そういうことがダサイと思っていた。肉体的なことがね。しかし美術ってのはそれが芯なんだな。映像作品だろうが人工的な素材だろうが、肉体的存在がないと美術作品として成立しない。まず当時映像をそう捉えていた。あれはカメラの向こうの現実のすごさなんだな。映像から出発すると映画にならない。視覚から発展すると美術にならない。これはへたすりゃ男女関係や性的なもんまで関わる。触覚で性をとらえるとまったく違う。僕はそう言う意味では天地が180度変わった。人自体見た目より触感で感じ始めたように思う。顔の視覚的印象より立体物としてどうか、皮膚や毛の感覚はどうか感じている。極端に言うと皮膚と毛の固まりが人間だと思い始めた。そういう意味では動物として見えている。みんな猿の惑星みたいに見えて来る。(笑)