男と女

2014 5月22日

今回作品をお店の方々にお披露目したときの反応がすごかった。晩餐という作品の内容は話し合ってすごく期待されていたが、ああいう感じになるとは思ってなかったのか意外な喜びで溢れた。次々に感謝を述べられて感想も頂いた。グラスにワインが並々注がれているのはこれから晩餐が始まるということなんですね。真ん中のモデルの方に吸い込まれそうです。などなど。中には黒い服の抑えた黒がいいなどのおもしろい評もあったが、作品に(魂)入ってますとかいうのもあった。とにかくとても感激しているのがわかった。視覚表現の力を改めて感じた。

それからこれは以前「残酷」という個展やったときに強く感じたことがある。あの個展は男女の営みをドキュメントで描くことだった。女性は直接それを人と感じる。直撃する。しかし男性は絵としてみる。これは完全に別れた記憶があるし、かなり驚いた。良い悪いではなく。男は社会性で見るし、女性は感性で見る。

それは今回も同じようだ。年齢を重ねるほどその傾向は明快になる気がする。