笑った

2009 5月25日

嫁さんは普段はこたつでゴロゴロしているときはのんき者だ。

それを見ているとそうは思わないが、ときどき話す内容はしっかりとしていて感心することがある。まあ俺なんかみたいな甘えた人間と違って、もっと厳しい生き方をして来てるし、ながい間一家を一人で背負ってたので当たり前かもしれない。無駄に出世欲もない代りに地道に着実に仕事をこなしてゆく。振り返るとたいした実績になっている。本人はそのことで高飛車にもならない。自分をそこまで主張しないがきちんと仕事をこなす。仕事はけっこうな重責を担ってる。薬事関係の法律知識も相当なもんだが、本人はたいしたこととはまるで思っていないようだ。短大の美術科を出てひょんなことから医療機器の輸入、法申請から化粧品の品質管理の現場に入って叩き上げで来ている。有名大学院出のエリートに混じって奮闘している。かえってヘンにアカデミックな教育に染まってないことが幸いしてるのかもしれない。テレビもネットも新聞もほとんど興味がない。情報に振り回されることもない。目に見える世界を大事にしているし、生きて来た状況が情報から導き出されるもんじゃなかったから、無駄なもんだと確信している。ちなみに妹さんも20代そこそこでとてもしっかりしている。タフな人生送ってる奴らは違う。嫁さんの一番の親友は妹だろう。最近お互い試練が多かった。深くお互いを知る機会があった。俺はこんなに私欲を捨てて、心が綺麗な人を他に知らない。

なんでそんなヤツが俺と一緒になったのかが最大の疑問でもある。そのことを言うと彼女はなにごとでもないように笑った。