続き

2009 6月21日

猫は相変わらず勝手だ。

なんやかんやで自分の小さい頃を少し思い出してみた。猫の子は近所のばあちゃんがいろんな人にお世話していた。そこでもらって何年か飼っていた。あの頃は去勢なんてもんはないし、犬猫病院もない。もっとザツにされていたし、野良犬がまだいる時代だった。群れをなして愚連隊のような風情で連中は歩いていて、ガン飛ばされたことを今だに覚えている。学校にも必ずいたし。近所で子猫が生まれてて飼えないから川に捨てられてた。格別残酷なこととも思わなかったし普通のことだった。よく考えたら保健所が今はそれを代行してるだけなんだな。焼き肉は食うが牛は直接殺さない。だから保健所を攻めるよりこの世の中とそれぞれ自分の考えを見直した方がいい。それはペットだけの問題じゃない。子供が野良犬に咬まれた、どうしてくれるんだ!そういう世界に住んでいる。どうもこうもあるか、犬はそういう生き物だ。なんでも人が関与する世界がどんなに息苦しいか。

バリ島じゃあ死んだ犬がその辺に転がってた。野良犬がレストランに平気で出入りしていた。けっこう可愛がられてね。人間界で野良犬のような俺はもちろんそう言う世界がいい。咬まれるリスクがあってもね。まあ昔俺もよく手も腰も咬まれたもんだ。結局犬や猫はなんにも変わっていないのに、人だけが右往左往しているだけのような気がする。

だから猫は勝手でもいいか。