見ること

2015 3月12日

目が悪くなったと思ったら、花粉症だった。

この歳でデビューか、、。視力が落ちたと不安だったが、まあそれよりはましか。画家にとって目は最重要だから最近敏感になってる。ふだんは眼鏡をかけないが免許書き換えには必須だ。眼鏡なしでなんとか見える程度だ。

実際絵を見るとき、肉眼で見るときと、眼鏡をかけて見るときでは違う。だから製作中もときどきかけて確認する。かけるとあらが見える。大勢の人の視力の平均値は不明だが、一番目のいい人の基準にしとかないといけない。

写真を撮ったときに自分はこんな顔?と思う場合がある。あれは大概の携帯などのカメラが広角レンズを使用してるから、少し大きく見えるなどの制約があるのが要因の一つ。しかし肉眼では自分の顔を鏡で見るときに意識か無意識か都合良く(悪く)見てる場合がある。耳で音を聞いてるときに知らぬ間に気になる音だけ大きくなるのに似ている。そうするとこの肉眼で見るという行為の客観性を疑う。しかしカメラはレンズだけでなく色や明暗の階調に必ず制約がある。二つの目と一つのレンズでは空間性も異なる。そうはいっても視力が悪くても肉眼で見る場合、かえって悪いことで全神経が感じる要素が強くなるように思える。

そんなわけで結果的にぜんぶ使ってぐるぐる回りながら確認することになるが、一番いいのは複数の他人に見てもらうことだ。