解除の今後

2020 5月12日

連休明けから状況が変わった。

感染者数も死者数も減少に転じて、少し落ち着きを取り戻してきた。それはやはり日本人みんなが協力したからで、成果が出たのは素直にうれしい。

ぼくらは個展など発表する時期をどうするか見ている。問題は東京の展示で海外との交流を再開すると、一気に元に戻るのは予想できる。高知もそうだが、関西は中国との交流が再開されるとどうなるかが読めない。画廊や美術館が再開されるのは喜ばしいが、アーチスト側としては判断が難しい。画廊は開けることに意味を持つかもしれないが、こちらは長い時間と労力をかけたものが観てもらえないのであればやる意味がない。特に美術界の集客の弱さ、自分がいま観てもらいたい対象は多くの一般の方なので、安心して観てもらえないなら長く様子を見る必要がある。実際に感染者が出るかどうかより自然に観に行ける印象が大事だと思う。画廊のスケジュールは一、二年前から判断しないといけないので難しい問題だ。それはアートだけでなく、音楽や演劇など場所を抑えないといけない世界は同じだろう。

難しいなあ、、。日本だけで判断できないから。国内は自粛、解除を繰り返す可能性があるが、海外との問題はもっと難しい。