討論

2008 10月5日

笹倉さんのオープニングに誘われたので行って来た。

彼とはWKSの落語会の打ち上げで知り合った。後で聞いたが、とんでもないことを言う過激な男として俺が噂になっていたらしい。落語よりおもしろかったとか馬鹿なことを言う。ええ?まあいいけど、そんなことを言われてるとは知らず、ふらふらと遊びに行ったわけだ。作品は当然素晴らしかったが、おもしろい出会いがあった。詩人で運動家の男と出会った。笹倉さんとは前の職場の同僚で、彼ともアナーキーな話をしていたらしい。まるで昭和がそのままフリーズして歩いて来たような男で、結婚してても夫婦別姓でナチュラリスト、デモ行進をして蔵書の中で暮らす、絵に描いたような男だった。最初は皆でこんな男が生きていたとは珍しい!と騒いでいたが、段々議論になってこっちのスイッチもオンになった。まず言葉の選び方が自分たちの分かる世界の言葉でしゃべる、ということ。誰にでもわかるような言葉で解説しろ!と言った。この辺りでWKSの片山さんも加わっておもしろくなった。シングルマザーだけで住むコミュニティもあって…。とかいう話で、そう言った選択肢も否定しないけど、まずシングルマザーにならざるを得ない社会構造を攻撃すべきじゃないか!とかいう話になった。なんだかんだ最後は意気投合した。アーチストであんたみたいな人は珍しい!とか言う。笹倉は千光士さんとこの人が知ってる中で一番過激だから、こうなると思ってた、と言って笑った。