選べない

2012 12月4 日

そう。選べない。

表向きは職業も結婚相手も選べるようになったが、そうじゃない。自分にできることは限られている。無限の可能性はない。やれることは片手で終了する。選べる相手も少ない。そもそも相手が自分を選ぶとは限らない。仕事もそう。いける層は限られている。これはというチャンスは一回か二回くらいしかない。

たいていが選べと言ってもどうしていいかわからない。だから誰かが分類する。評価と言うものは他人の目線以外にない。

なぜ選べないか? 自分が何者かわからないからだ。だからリアリティのない成功話を夢見るか自暴自棄になる。

自分がわからないなんてのは当たり前だ。そんなものはそもそもない。土人形みたいなものだ。同じことをやってるうちに自然に出来上がる。その問いを追うこと事態に一つのワナがある。

頭が悪いと情報を集めたがる。知らないことが怖いから。実際には要点はそんなに多くはない。ここでも同じ結果が待っている。大事な情報を選べないからだ。だからなにも知ることはできない。恐怖が空回りする。

大事なことは限りなく少なく、選べるものはほとんどない。それを自覚すれば一つくらい選べるかもしれない。