高知の夏

2010 8月7日

ゆうせいはよさこいで出会った。

以降23年間毎年よさこいで再会する。同じ高知出身で東京時代はよく遊んだ。彼は東京の第一線でバリバリ働いている。俺の結婚式で司会までやった。しかし奴は新聞記者なのに事件があろうがなにがあろうが正月も帰らずにこの日には律儀に帰っている。飛行場から直行して練習もなしに踊ってたこともあったくらいの奴だ。俺もそうだ。気がつくと23年帰ってきた。お互いかなりの阿呆である。おれはそんなアホが大好きだ。

去年一度だけゆうせいが帰らなかったことがある。後日酔っ払って泣きながら電話をかけてきた。「おまえにひとりでよさこいにいかせて、すまんにゃあ・・・」そういっていた。俺は笑いながら、まあそういわんでもええわや、と言った。ずいぶんえらくなったのにいつまでもこういうことにこだわるこいつが俺は好きだ。こんなことで泣けるらあて、こいつはほんまににすごい奴やのう・・・。そうは言っても来年から奴の立場的にそうもいかんようになるかもしれんな、なんて思っていた。しかし、だ。

今年はひさしぶりに家族全員で帰るという。踊りの準備をしちょれ!と吠えていた。あはは。大笑いだ。 懲りん奴やなあ。ここまで来たら死ぬまで続きそうな気もしてきた。

まあ世知辛い世の中、そんなバカが一人や二人くらいいてもいいだろ。

高知の夏が始まる。